ある日の塾の送り道(塾の送迎)etc。

「中3受験生・伴走母の日記」ブログです。

 

娘は中2の夏休みに入った8月から

週3日の授業と、

授業の無い週2or3日を自習のため塾に通っているので、

天気の良い日もあれば、もちろん悪い日もあります。

警報が発令されれば塾は休校になりますし、

あまりにも悪天候であれば警報が出されていなくても、

当然お休みをします。

 

学校から帰宅後の娘を塾に送って行くある日のことですが、

天気が崩れそうではあったものの黒い雲が遠くにあったので、

まだ大丈夫だろうと思い、

やや急いで支度をして

いつものように車で送っている途中で、

突然の大雨に見舞われました。

想像以上に早く雨が降ったのも困りましたが、

雨の量が多くて、

ワイパーをMAXで左右に作動させても、

フロントガラスに打ち付ける大雨のため

前が見えにくい状態になりました。

通いなれている道なので、

速度を十分に落として安全運転に徹すれば

運転できなくはないのですが、

何かあっては大変なので、

待機のためコンビニの駐車場へ入りました。

同じように運転を止めるため駐車場に入って来る車も数台ありました。

2,3分の間、車内で激しく降る雨の音を聞いていたところ、

後部座席にいた娘が、

「お腹すいたから、何か買ってきて」と言いました。

大雨に気を取られていたので、

後ろに娘を乗せていたことを忘れていたので、

突然声をかけられてびっくりしました(汗)。

 

たしかに目の前にコンビニがあり、

車を降りて10歩ほど歩けば店内に入ることができ、

店内には食べる物が販売されていますが、

この大雨の中をたとえ10歩でも歩けば、

(傘は車内にありましたが傘をさしても違いがないと思われる近距離なので)

間違いなくかなり濡れるであろうことが想像できる状態で、

「何か買ってきて」と…。

確かに学校帰りで、

雨が降りそうだったため

急かして出発したのでおやつを食べておらず、

お腹が空いているのは分かるのですが、

この状況で

「何か買ってきて」と…。

確かに雨が止んでから塾へ向かって3、4時間は過ごすことを考えると、

空腹の状態は好ましくないので、

車内で何か食べた方が良いと思いました。

これから塾へ向かう娘がびしょ濡れになるのもマズいので、

買いに行くなら私しかいないと腹をくくり、

かなりのどしゃぶりの雨でも

素早く乗り降りをして食べ物を購入するしかないと覚悟を決め、

車内で食べるのでおにぎりかサンドイッチで良いか確認したところ、

まさかの…

「冷やしうどん」のリクエストが出ました。

確認したのが間違いだったのですが、

車内で「冷やしうどん」…。

汁物なので、なかなかハードルが高いメニューのセレクトです。

しかし「冷やしうどん」と聞いてしまったからには、

「冷やしうどん」を買わないわけにはいきません。

「冷やしうどん」というワンフレーズを呪いの呪文のように唱えながら、

車のドアを注意深くかつ素早く開けて店内へ駆け込みました。

10数歩しか歩いていないのに

滝に打たれたかのようにびしょ濡れになった状態で

目当ての商品である「冷やしうどん」を探したところ、

「冷やしおろしうどん」と「冷やし山菜うどん」があったので、

レジ袋は有料なので丁重にお断りをして、

「冷やしおろしうどん」で支払いを済ませました。

パッケージに包まれているとはいえ「冷やしおろしうどん」を

なるべく濡らしたくなかったので、

「冷やしおろしうどん」をお腹に当てて背中を丸めて守りながら、

添えてある割りばしとお手拭きを落とさないように

気をつけながら車内へ素早く戻り、

娘に「冷やしおろしうどん」を無事に渡すことが出来ました。

 

車外の大雨など気にせず、

ずぶ濡れの私にも気にせず、

娘はいそいそとパッケージを開封し添付のつゆをかけて、

さらに添えてあった半切りの柚子をしぼって

「冷やしおろしうどん」にかけて食べ始めました。

コンビニの店内での飲食も考えなくはなかったのですが、

コロナの感染予防のために、

やはり車内で食べた方が良いと判断したのですが、

大雨の音をバックミュージックにして

車内にひろがる柚子の香りと、

車内に響き渡るうどんをすする音が、

何とも言えない空間を演出していました。

 

うどんをすすり始めて数分で、

さっきの大雨はなんだったのだろうと思うほどに、

雨が弱まってきたのと、

進行方向の雲の色と見た目の厚さが薄くなっていたので、

目的地までは車であと10分ほどなので、

車を走らせることにしました。

運転中の背後から絶え間なく、

「ズーズズ」「ズーズズ」と

車内で今まで聞いたことがないサウンドが聞こえてきましたが、

夕方の時間帯で、

柚子の香りと「ズーズズ」で、

こちらもお腹が空いてきましたが、

運転に集中して無事に到着することができました。

 

到着と同時に、

雨音と「ズーズズ」のうどんをすする音が鳴りやみ、

雨が弱まっているうちにと、

そそくさと通塾リュックを背負った娘は、

車内にくしゃくしゃになった外装のセロファンとお手拭きと、

おろしが混ざったつゆと柚子の皮と割りばしが残った透明容器を後部座席に残して、

颯爽と車を降りたのでした。

<続く…>

 

最後まで読んで下さって有り難うございます。

またお立ち寄りくださいませ。